ごあいさつ
サタデーナイト・コンサート。
土曜の夜の音楽会。
これはフェスでも、ライブでもなく、あくまでコンサート。
とは言え、それらのなにが違うのかと問われても、 ボクには答えようがありません。
それでもなぜか、「コンサート」 という響きにはどうしようもなく、ワクワクしています。
なんなんだろう。いま、ここにはない光。 ここち良くあたたかい雰囲気。
そんなイメージがあるのです。
大人も子供も、若者も。少しばかりお洒落して。
身近な人も、少し距離あるあの人も、まったく知らない人たちも。
ワイワイと話してる。立ち話は終わらない。ザワザワザワ。 声がひびく。
あ、もうすぐ、演奏がはじまるぞ。みんなホールに集まろう。
少しばかりの静けさと緊張。暗転。息をのんで。
さあ、まもなく開演です。
***
ある夜、突然ひらめいた。
リトルテンポを呼ぼう。つくばでライブをしてもらおう。
これは不思議だ。なんの理由もなく、 ボクはその熱情にとらわれた。
ごまかそうとしても無理だ。いちど火がついたら消しようがない。 メラメラと炎は燃える。
勇気を出して声をかけてみる。 果たしてリトルテンポはつくばに来ると約束してくれた。
ああ。なんということだ。
よし。こうなったらもう後にはひかない。
とことんスペシャルな夜にしてやろう。そうだ、キセルだ、 キセルも呼ぼう。
あの人たちの音の鳴らし方、すき間の使い方にはダブを感じる。 ボクはそう思う。間違いない。
しかし、さてはて、どうしたものかと思いながら「YOSSY!」 と呼びかけた。
つくば音の森のタケヒロ氏。身近なキセル愛好家。奇特な友人だ。
てなわけで話はまとまった。
そしてタケヒロ氏。見事に話をまとめてみせた。
よし決まった。キセルとリトルテンポ。この二組でぶっ飛ばそう。
タイトルはどうする? 簡単な名前にしよう。土曜だし、サタデーナイトでいいだろう。
だったらコンサートもくっつけてさ楽しくやろうぜ。
サタデーナイト・コンサート!
これだ!
***
最後に少しばかりお願いをします。
とことん楽しんでください。
無理はせず。身も心も軽くして、楽な姿勢で。
いい気分になったら踊ってください。声をあげて笑ってください。
そのどちらでなくても結構です。しずかに楽しんでください。
すこしでも良い気分でいてください。
準備はいいでしょうか?
愉快な土曜日。
極上のコンサートがはじまります。
植田浩平
サタデーナイト・コンサート事務局 / PEOPLE
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